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2010.03.13

龍山大橋

南側からアプローチして、浜松市天竜区(浜松市の面積の半分以上)に入ると、「天竜林業高校」があることに気付く。林業高校は日本でこの1校だけだ。そして、天竜川沿いを走ると、天竜川が林業を育み、林業とともに栄えてきたことがよくわかる。

と同時に、天竜川沿いに鉄道を通そうとして未完のまま終わった佐久間線の遺構も見ることができる。
道の駅・花桃の里の裏手には高架とトンネルが残っており、また、天竜川を渡る第二天竜川橋梁橋脚は、橋が架けられ歩道として転用されている。

天竜川沿いを通る国道152号も、秋葉街道として整備された道が国道に昇格したものと思われる。秋葉街道そのものは天竜川に張り付くように蛇行しているが、近年の道路整備により、いくつかの近代的なトンネルで通過時間の短縮が図られている。秋葉(あきは)トンネルもそのひとつ。その秋葉トンネルの旧道から分岐するのが、静岡県道285号・286号である。

県道は、山を下りると天竜川右岸の堤防上を通るようになり、やがて正面に小山と青い橋桁が見える。県道はこの小山の周囲をおろちが回るように登ってゆく。そして青い橋桁は龍山大橋だ。おろちになった気分で橋桁をくぐると、すぐにトンネルポータルが目に入る。

トンネル内は僅かにカーブしている。そのトンネルは「鮎釣隧道」という。竣工時期は不明だが、橋と同じ頃であると考えるのが妥当だろう。鮎釣はこの付近の字名のようだ。県道285号・286号の重複区間であることを示すヘキサが、トンネルと橋の間に存在する。

橋の手前左手には、小山の頂上にある祠へ続く道があるのだが、何やら工事をやっているようで、祠へ行くのは少し躊躇われた。

龍山大橋は、写真でもわかるとおりデッキトラス構造で、ななんと昭和30年3月竣工の古い橋である。秋葉ダムの着工が昭和29年であり、その工事のため、或いは周辺補償として架橋されたのだろう。

路線県道285号(286号重複区間)
所在地静岡県浜松市天竜区龍山町大嶺
回転度270度
実走行日2010-03-13
全景写真

堤防上を通る県道が小山の周囲をおろちのように回って川を渡る構造だ。中央の小山には祠がある。
上の写真で言えば、小山の向こう側にトンネルがある。
驚いたことに龍山大橋は昭和30年3月竣工である。とても古い。
デッキトラス構造の龍山大橋を北側(天竜川左岸)から眺める。

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